くらしはクラハシ。青森市の建設会社 倉橋建設株式会社

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CLIENT  INTERVIEW

青森マツダ自動車様

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令和5年5月に新世代化工事を終えた青森マツダ自動車様。

改修工事から2年が経ち、社長の柳谷一仁氏と施工を担当した弊社 梅田一元、同 相内幸恵とで対談させて頂きました。

新世代化工事の具体的な内容について教えてください。

(相内

4つに分かれており、①元々の塗装工場を整備工場に改修、②元々の整備工場を解体、 ③ショールームの改修、④外構工事です。


(柳谷社長)

およそ2年に渡り現場事務所が建っていましたよね。今でもストリートビューなどで写っていて、たまに見て当時を偲んでいます。
 

(相内)

大雨で水浸しになったこともあったり、思い出深い現場です。(笑)

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柳谷社長のこだわったポイントを教えてください。

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(柳谷社長)

こだわったというか、倉橋建設を選んで良かった点なのですが、ミーティングを重ね、実験の日々に付き合ってくれたことです。
 

(相内)

社長もほぼ毎回ミーティングに参加して下さいましたものね。
 

(柳谷社長)

使い手が一番自分たちの職場をわかっているものだと思うんです。設計側だけで我々使い手側の導線をいかに汲んでも結局ケモノミチのような意図しないものが後から発生してしまう。ある学校で植物園を原野に作る際、学生を原野で1か月間歩かせて出来たケモノミチをそのまま通路にすることでケモノミチを防止した事例があるそうです。今回の現場でも社員の描くケモノミチを把握・具現化してくれたおかげで無駄が全くない。どう打合せしたら使い手の将来を見越して作れるか、それを一番に考えて付き合ってくれました。
 

(梅田)

図面は何回も書き直しましたね。(笑)
 

(柳谷社長)

打合せによってどんどん解像度が上がっていくのが面白かったです。
 

弊社からの提案で良かった点を教えてください。

(柳谷社長)

全国のマツダショールームで採用されているのは、外の道路に対して斜度を設けた道をショールーム内に設け、展示車がまるで道路を走っているように配置する「花道」というコンセプチュアルな展示方法なのですが、それだと建物に対して「花道」が斜めに横断するのでデッドスペースが生まれていました。倉橋建設の提案で、もともと弊社の建物が道路と斜めに建っているのをうまく利用したことで、弊社のショールームでは全国で唯一、建物に平行で、無駄なく整合性がとれた「花道」が出来上がりました。前例がないデザインではあるけれど、マツダ本社側からも感心されました。また、CI(コーポレート アイデンティティ)の指定の多い中で色コードを合わせる必要があり、ご尽力頂きました。


(相内)

MAZDA BLACKですよね。


(梅田)

そうそう、ここのショールームの部材はほとんどマツダ本社からのカラーチャートに則った特注品。既製品じゃないから床の割り付けも私の方で一から考察したりして大変でした。ピクトサインや家具もMAZDA仕様です。


(柳谷社長)

天井のエアコンも黒い特注品ですし、もともとエアコンや換気も壁際に並んでいたのを天井全体にきれいに配列し直してもらいました。

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オープンした状態で工事するのに大変だった点、気を遣った点を教えてください。

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(梅田)

お客様は車でいらっしゃるから工事車両や職人と事故にならないように敷地内の導線の確保に気を付けました。あと、半年だけ仮のショールームを隣に設置していた時は、防音の仕切りを設けました。
(柳谷社長)

そうそう施工現場と仮ショールームを隔てる通路のパーテーションに我々が車のポスターを貼りたいというニーズにも答えてくれました。

社員の方々の反応はいかがですか?

(柳谷社長)

ミーティングに社員も参加したり、会社として勉強になる点も多々ありました。完成後は、きれいな店舗で働けてモチベーションが上がっているようです。また、以前は道路からの出入りに2か所入口があり、社員も対応に追われてましたが、それぞれの入口からカーポートに誘導する導線を作って頂いたので管理しやすくなったようです。

お客様の反応はいかがですか?

(柳谷社長)

農家や漁師のお客様もいらっしゃるので、格好良すぎる店舗で少し敷居が高いのが・・・。(笑) 堂々と長靴で入ってきて頂きたいですね。
(相内)

シンプルで落ち着いた店舗で素敵です。
(梅田)

明るく賑わいのある店舗も良いけれど、青森マツダさんは落ち着いた空間で少数精鋭のスタッフが快適に接客してくれますよね。誰に聞いても対応が疎かでない。

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結びに、この現場を振り返ってどうでしたか?

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(梅田)

ミーティングを密に行い、何度も図面を変えたり試行錯誤だったが、プロジェクトの内容を共通理解することで協力して作り上げることが出来ました。敷地内の整備を中心とした外構工事も工場を休ませることなく旧工場から新工場へのうまくバトンタッチ出来て良かったです。


(柳谷社長)

本当に建築のプロジェクトに関わるのが楽しかったです。いろいろな専門の人材が入れ代わり立ち代わり入ってくるので、勉強させて頂き、鉋の刃を研ぐがごとく自分が磨かれていく感じがしました。施工中は完成を夢の中で見たことがあったのですが、今は毎日その夢の中心に毎日立っている。大変満足です。

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